マニアックマンション【FC】
実際にプレイしたことは一度もない。
プレイしたかったけれど、発売当時は手に入れることができなかった。
「とる」や「つかう」など、コマンドを選択していくアドベンチャーゲームだが、移動は実際にキャラクターを操作・移動させながらゲームを進めていく。
攻略記事
よく覚えていないが、ファミ通かファミマガかマル勝ファミコン、いずれかの雑誌で、二色カラーのページのマニアックマンションの攻略記事をみた。
これまで遊んできたファミコンでは見たことがなかったポップでかわいいキャラクターが操作できて、いろんな謎解きがあるようで、一目見てプレイしたい!と思った。
ただ、ゲーム雑誌に掲載されているタイトルは、当然新作ばかりなので、ほとんど中古でカセットを買っていた私は、やったことのないゲームの攻略記事を繰り返し見て、どんなゲームなんだろうかと想像しながら楽しんでいた。
マニアックマンションもそうやって(想像して)楽しんでいただけだった。
後々ネットでこのゲームについて調べると、まったく想像していなかったぶっとんだストーリーで驚いた。(マッドサイエンティストにとらわれた恋人を救う、云々)
タイトル名
本当にどうししてかわからないけれど、「アタックマニアックマンション」とタイトル名をずーっと間違えて覚えていた。
ネットで検索ができるようになるころまで、間違いに気が付かなかった。もしかしてアタックアニマル学園と混同していたのかもしれない。
カセット探し
ゲーム雑誌でゲーム画面を見てから、どーしてもマニアックマンションを手に入れたい、気持ちをずっと持ち続けていた。
でも親に中古ファミコンカセットを扱う店に連れて行って欲しいとは積極的に言えなかった。車で1時間ぐらいかかる。
それに、その店のラインナップは少なく、マニアックマンションがある可能性も低い。その店に行って何も買わないと、それはそれで親の機嫌が悪くなった(ような気がしていた)。
そこで、なんとか自力で探そうと、隣町の、あるスーパーまで行くことにした。
当時そのスーパーでは何故か稀にファミコンを販売していた。
「今度の〇月〇日にファミコンを販売します」といったチラシが入る。
そのチラシを確認し販売日を狙って行くことにした。
親は共働きだったので平日の日中は家に居なくて、ばあちゃんが私の面倒を見ていてくれた。 その日はとても良い天気だった。
ばあちゃんにお願いしておにぎりをつくってもらって、銀紙に包まれたおにぎりをナップサックに入れて出かけた。なんとかマニアックマンションを手に入れたくて。
かなりの距離を歩いて目当てのスーパーに着いたけど、マニアックマンションは無かったと思う。
...というのはワゴンにカセットは入っていたのだが、店の人がすっとワゴン前にいるので、なんだか探しにくかった。
直接アタックマニアックマンションありますか?と聞く勇気もなかった。
仕方ないので、家の近くでおにぎりを食べてから帰った。
ちょっと悲しい気持ちになって、もうマニアックマンションは諦めようと思った。